女子力高めなはずなのに
「思ってることって、なんだろ……?」
「お前が思ってることを言ってやればいいんだよ。嫌だと思ってることとかさ」
嫌だと思ってること?
「例えば……酔って殴らないで、とかそういうこと?」
「そうそう、そういうこと!だって嫌だろ?」
「うん……、イヤ」
言われてみたら、ちゃんと言ったことなかったかも。
イヤだってこと。
そっか。
言わないと、伝わらないもんね?
井川さんが好きって言ってくれるのと同じで、お父さんにも私が何が嫌なのかを伝えないと、私がどう思っているのかすら、分からないのかもしれない。
言っても分からないかもしれないけど。
でも、言わないよりはマシかもしれない。
お父さんに正面から向き合うなんて怖いけど、井川さんが一緒にいてくれるなら、大丈夫。
でもやっぱり少し怖くて、すり寄ったら抱き締められた。
「怖い?」
「……うん。でも、大丈夫」
だって、こうしていると包まれて温かくて、すごく安心するの。
でも、井川さんは私とはちょっと違う思いを持ったようで……。
柔らかい唇が、耳から首筋を伝って落ちてきたから身を捩った。
ん?
あれれ?
あ……、そんな、ダメ。
あっという間に引きずり込まれて、体の芯から指先まで甘い痺れに支配されていく。
そしてまたぐったりして、ウトウトして、気がついた時にはもうかなり明るくなっていた。
「お前が思ってることを言ってやればいいんだよ。嫌だと思ってることとかさ」
嫌だと思ってること?
「例えば……酔って殴らないで、とかそういうこと?」
「そうそう、そういうこと!だって嫌だろ?」
「うん……、イヤ」
言われてみたら、ちゃんと言ったことなかったかも。
イヤだってこと。
そっか。
言わないと、伝わらないもんね?
井川さんが好きって言ってくれるのと同じで、お父さんにも私が何が嫌なのかを伝えないと、私がどう思っているのかすら、分からないのかもしれない。
言っても分からないかもしれないけど。
でも、言わないよりはマシかもしれない。
お父さんに正面から向き合うなんて怖いけど、井川さんが一緒にいてくれるなら、大丈夫。
でもやっぱり少し怖くて、すり寄ったら抱き締められた。
「怖い?」
「……うん。でも、大丈夫」
だって、こうしていると包まれて温かくて、すごく安心するの。
でも、井川さんは私とはちょっと違う思いを持ったようで……。
柔らかい唇が、耳から首筋を伝って落ちてきたから身を捩った。
ん?
あれれ?
あ……、そんな、ダメ。
あっという間に引きずり込まれて、体の芯から指先まで甘い痺れに支配されていく。
そしてまたぐったりして、ウトウトして、気がついた時にはもうかなり明るくなっていた。