明日ソラは翔けていく


そういえば


なんで俺だけなんだ?


他の男子や女子にはかなり普通なのに


でも、彼女はいつになく表情だけは…


冷淡だった。



「優弦ちゃーん?聞こえてっかー?」


「聞こえてるしそのちゃんはやめろ!」


「あだっ!!!」


「全く…」



気になる


どの視線でも彼女の存在が気になる



このオーラというか



やっぱり見ちゃいけないけど見てしまいたくなる



可愛いとか、綺麗とかそんなもんじゃない



なにかを…そう、なにかを…秘めてるその冷淡な彼女が



とても気になる




俺、とうとう可笑しくなったのかな


「…渡邉、くん、だよね?」


「え、あ、はいっ」


「…放課後屋上、来て」


「?!」



なんてこった


まさか


彼女から…話し掛けられるとは



思ってもいなかった。



「おいおいおいおい!!!」


「な、なんだよ!!」


「渡邉お前…今あの冷淡美少女から話し掛けられたよな?!」


「滅多にないぞー!!!ありゃ半殺しだわな!!!」



どういう意味だよ!!!


「噂だと…中学時代から呼ばれた男は皆吐血して幸せ地獄を味わったとか!」


「…は?日本語になってねーぞ」


「とにかく、気をつけろ!」


「そうだぞ!!!」


いやいや気をつけるも何も


多分色々と違うと思うが…



まぁでも入念に祈っておこう


今日が命日になりませんようにと


「おっ!なんや優弦ー購買か?」


「あ、あぁ…ちょっと急いでたら弁当作るの忘れてね…斗真も購買??」


「せやで!!今日はスペシャルビッグサンドの日やからな!!」


「それ急いだ方が…」


「ふっふっふーそれならここに!」


ってもう買ってたんかい!!!!


「あ、これうまそう…!」


俺が選んだのは焼きそばパンとメロンパンといちごミルクの紙パック


「あら、珍しいわねー!いちごミルクだけまけとく!」


「ありがとうございます!」


なんか得したというか

弁当忘れてラッキーというか


「おっ優弦のなんかうまそうやなー!」


「お前のそのビッグサンドも凄いな…」


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