きっと恋、これは恋。



二人で校門までいったとき、私はあることを思い出してしまった。


「…やっば

 佐久間君、ちょっと校門で待ってて!」


「あ、はい!!」



私は二段飛ばしで階段をかけ上がり、

急いである人のもとへと向かった。



ガラッ


「修平!!!」



荒い息づかいのなか、彼の名前を呼ぶ。



「え、そんなに急いでなんか用?」


「今日佐久間君と帰るから!!

 バイバイ、また明日!!!!」



これだけ告げて、この場をたちさ…


ろうとしたけど、やっぱり修平につかまった。



「ちょっと待てよ」


「えぇ!!?

 私佐久間君待たせてるんだけど」


「まさか、あいつのこと…」



修平の、私の腕を掴む手に少しだけ力が加わる。


心配そうな表情の修平。


「違うよ。」


私は首を横に振る。


「ちゃんと、断ってくるから。」


あんたのために、ね。



そう言うと、修平はホッとしたように手の力を緩めた。



そのうちに私はまた来た道をダッシュして、佐久間君のところへ急ぐ。



ピロロン♪


メールの着信音が鳴る。




-------From:修平-------


本文:

気を付けろよ!

なんかあったら俺を呼べ!!


------------------------




それを見てふっと口元が緩む。


「過保護か!!」





< 68 / 269 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop