先輩、次こそ『壁ドン』やります! 【壁ドン企画】
ふりむいた千夏先輩が俺の手の中に押し付けてきたのは、俺がいつも飲んでる『朝用』っていう缶コーヒー。
「いい夢見せてくれてありがとね」
そういって無理やりつくったみたいな笑顔を浮かべると、先輩は自分の分も自販機の受け取り口から取り出した。
先輩が自分用に選んだものは、俺のと同じ種類のコーヒーだった。先輩は自分の缶に張り付いてるちっちゃなシールを見つけると、それを剥がして「あげる」って言いながら俺の手に貼っ付けてきた。
このシールは最近俺が集めてる懸賞の応募券だ。
人気アニメとのコラボグッズが当たるってキャンペーンで、前に俺が欲しいって言ったことを先輩は覚えていてくれたらしい。些細なことだけど、きゅんってした。その瞬間、やっぱこの人のことを逃したくないって思った。
缶のプルトップに指を引っ掛けた先輩が歩き出そうとしたところ。俺は通せんぼするみたいに自販機に手を突いて、行く手を阻んでいた。俺の腕に進路を塞がれた先輩は、不思議そうな顔して見上げてくる。
「京くん?」
「いい夢見せてくれてありがとね」
そういって無理やりつくったみたいな笑顔を浮かべると、先輩は自分の分も自販機の受け取り口から取り出した。
先輩が自分用に選んだものは、俺のと同じ種類のコーヒーだった。先輩は自分の缶に張り付いてるちっちゃなシールを見つけると、それを剥がして「あげる」って言いながら俺の手に貼っ付けてきた。
このシールは最近俺が集めてる懸賞の応募券だ。
人気アニメとのコラボグッズが当たるってキャンペーンで、前に俺が欲しいって言ったことを先輩は覚えていてくれたらしい。些細なことだけど、きゅんってした。その瞬間、やっぱこの人のことを逃したくないって思った。
缶のプルトップに指を引っ掛けた先輩が歩き出そうとしたところ。俺は通せんぼするみたいに自販機に手を突いて、行く手を阻んでいた。俺の腕に進路を塞がれた先輩は、不思議そうな顔して見上げてくる。
「京くん?」