君とみた蒼空


「よかったー、おねえちゃん、起きたんだね! ずっと寝てるから、眠り姫になっちゃったかと思った!」



「………ね………眠り姫?」



私が千尋のよく分からない表現に苦笑いしていると、蒼くんがまたもや口をぽかんと開けて今度は千尋を見ていた。



「詩音の妹? 本当に詩音そっくりだな………」



蒼くんはそう言うけど、私と千尋はあまり似ていないと思う。



似ていることといえば、色素の薄いふわふわロングの髪くらい。



あとは、私も千尋も背が小さいっていうことかな。



「おにいちゃん、だぁれ?」



千尋が蒼くんを見上げてそう言った。


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