君とみた蒼空



「ああ…………それならよかった。仕事はおれひとりでやっとくから。心配するな」


「うん………ありがとう、蒼くん」


私は蒼くんにお礼を言うと、鞄を持って教室を出た。


私の手首には、沙良ちゃんとの約束の印がついている。





学校から病院まで、歩いて15分。


私は走って病院に向かった。




< 223 / 413 >

この作品をシェア

pagetop