「私は貴方のモノ」【完結】
タエは目を真ん丸にして、今何をされているのか、どうにか理解しようとしてるみたいだ。
思う存分、タエにキスをして満足した俺はそっとその頬を離す。
息苦しさと、恥ずかしさからか、タエの目には薄らと涙が浮かんでいる。
はあって肩で息をしながら、俺を睨みつけるタエ。
いいね、その反抗的な瞳。
大学がなかったら、また部屋に連れ戻して抱いてやるのに。
嫌だ、そう言おうが、構わずに抱き締めてやるのに。
上機嫌で俺は車を発進させる。
目的地は、タエの家だった場所。
ぼーっと外を眺めてたタエだったけど、見覚えある景色が飛び込んできたら目をぱちぱちとさせていた。
それから、窓の外を食い入る様に見つめる。
約束は守るよ?一応。
…いや、多分。きっと。
あのタエにはそそられたしな?
呆けてるタエに向かって、「降りろ」と言うとタエは慌てて車から降りていた。
それから、俺の元へ走り寄ると目線をあっちこっちに泳がせては、もじもじとしている。