「私は貴方のモノ」【完結】
「……飯」
俺がそう告げると、タエはハッとしてすぐさま俺を見た。
一つ、欠伸をしてから俺はソファに腰を沈める。
それから、レポートを強制終了させる為に閉じた。
小さく声を漏らしながら、少しだけ不満そうな視線を俺に送るタエ。
レポートの前に、お前はする事あるだろうが。
「…飯食ってねえだろ、お前」
そうだった、って顔をしてるタエに溜め息しか出ない。
昨日渡したままのお札を見たら、誰だってわかるだろ。
「倒れるからまじで何か食え」
「……はい」
「風呂入ってくる。したら飯食いに行く。
だから、着替えておけ」
俯かせて返事をするタエを一瞥すると、俺は立ち上がり浴室へと向かった。
昨日のタエとの情事で、汗を掻いた。
それに、パーティでのタバコの臭いも、お酒の臭いもしみついてる。
それを全て洗い流したかった。