「私は貴方のモノ」【完結】

「二つ。もちろんお前も飲むよな?」

「え。え?む、無理無理!」

「知らねえ。俺に酒勧めたんだから飲め」

「嘘でしょ」

「本気」

「……」



真っ青な顔をする陽子を無視して、俺はカウンターに電話をかけて注文した。


タエと反応一緒。
何?友達って反応まで似て来るものなのか?



くくっと喉を鳴らして笑うと、難しい顔をしてる陽子を見た。



「よく来るわけ?」

「え?」

「こういうの」


所謂、合コンってヤツ。
陽子は少しだけ気まずそうに、視線を伏せる。



「あー…、まあ。彼氏いないし」

「ふうん。いそうだけどな」

「よく言われる」

「成程」



梓ほどに可愛いと、確かに彼氏がいようが関係なしに迫って来るヤツはいるだろうけど。
陽子は平均的に見て、それよりは可愛いって感じだからな。


彼氏いるかもってなったら、対象から外れるわけだ。


いるよな、可愛いのに彼氏いない女って。
まあ、性格に難があれば話は別だけど。

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