「私は貴方のモノ」【完結】
飲み干した後、陽子は思いっ切り顔をしかめて口元を手で抑えては、涙目で俺を見ていた。
「くく、ちゃんと飲めたじゃん」
「……もう飲まないからね」
「どうぞ、ご自由に」
「意地悪っ」
「まあ、それなりに」
「自覚ありか」
「どうとでも」
「あっきらー」
そうやってまた絡んで来るタケル。
それに思いっ切りしかめっ面を見せると、またタケルは嘆いていた。
陽子以外の女、そういえば俺に話しかけて来ないな。
さっきからチラチラと視線を感じてはいるけど。
顔を見た事あるような、ないような。
そんな程度。
結局、俺は最後まで陽子と他の男性陣としか話してなかった。