「私は貴方のモノ」【完結】
「ねえ、彬さん」
「何」
「また連絡していい?」
「……別に好きにすれば」
「わかった、そうさせてもらう」
「んじゃ」
陽子と別れた俺は代行に車を運転させると、自宅へと向かった。
ふと腕時計を確認する。
……家を出てから結構時間経ってるな。
タエは寝てるだろうか。
寝てるよな、そりゃ。
寧ろ、寝てなかったら寝ろって怒るわ。
きっとタエの事だ。
飯も何も食ってないのだろう。
はあ、仕方ねえ。
運転手にコンビニに寄る様に伝えて、そこで大量の食べ物を買った。
食いきれないだろうけど、どれが好きか俺にはわからない。
だから、手当たり次第にカゴに入れては買って行った。
その時に、ふっと目に入ったのは。
オレンジシャーベット。
……そういえば、ファミレスで食ってたな。
これなら食うだろ。
俺はオレンジシャーベットを一つ手に取ると、カゴの中に入れた。