あなたと、恋がしたい 【特別番外編】
離れていても考えてくれている。その気持ちがただいとおしくて……。ありきたりな言葉を交わすことよりも、ずっとずっとうれしい。
感激して震えていたら、突然うしろからぎゅっと抱きしめられた。
「……神野さん」
つむじに落ちる熱い吐息、冷えた身体を包みこむ体温。慈しむように抱きしめる腕の力。それらがつよく、果歩の胸をときめかせる。
「着てみてくれるか?」
耳の後ろで甘い低音に囁かれ、果歩はこくこくと頷く。
昂生は涙ぐんでいる果歩の頬に手を伸ばして顎をあげさせると、目を細めるように見つめた。
「見ないうちに綺麗になったな、おまえ」
「あ、しばらく見てなかったから、そう見えるだけかもって言うんでしょ?」
照れくさかった果歩が自嘲気味に言うと、昂生は笑った。
「放置プレイしてたこと、拗ねてんのか?」
「そうじゃないけど……いつもからかうから」
「いや、本気だよ。会うなり欲情した。ああ、やっぱり俺が抱きたいって思う女はこいつしかいないって」
「ま、また、そういうこと言う。他で試したとか言ったら、許さないんだから」
顔を赤くして反発すると、昂生は果歩の肩を自分の方に向かせて真剣な表情のまま、唇を奪おうとする。
「今でも俺がそういう男だと思ってるのか」
ドキッと心臓が音を立てる。
いつもなら冗談で流してくれるはずなのに、今日はなんだか違った。
「どれほど俺がおまえに飢えてると思ってんだよ」
むすっとした昂生の顔を見て、果歩はそれだけで彼の気持ちがわかった。
きっと同じ気持ちでいてくれたのだ、と。
感激して震えていたら、突然うしろからぎゅっと抱きしめられた。
「……神野さん」
つむじに落ちる熱い吐息、冷えた身体を包みこむ体温。慈しむように抱きしめる腕の力。それらがつよく、果歩の胸をときめかせる。
「着てみてくれるか?」
耳の後ろで甘い低音に囁かれ、果歩はこくこくと頷く。
昂生は涙ぐんでいる果歩の頬に手を伸ばして顎をあげさせると、目を細めるように見つめた。
「見ないうちに綺麗になったな、おまえ」
「あ、しばらく見てなかったから、そう見えるだけかもって言うんでしょ?」
照れくさかった果歩が自嘲気味に言うと、昂生は笑った。
「放置プレイしてたこと、拗ねてんのか?」
「そうじゃないけど……いつもからかうから」
「いや、本気だよ。会うなり欲情した。ああ、やっぱり俺が抱きたいって思う女はこいつしかいないって」
「ま、また、そういうこと言う。他で試したとか言ったら、許さないんだから」
顔を赤くして反発すると、昂生は果歩の肩を自分の方に向かせて真剣な表情のまま、唇を奪おうとする。
「今でも俺がそういう男だと思ってるのか」
ドキッと心臓が音を立てる。
いつもなら冗談で流してくれるはずなのに、今日はなんだか違った。
「どれほど俺がおまえに飢えてると思ってんだよ」
むすっとした昂生の顔を見て、果歩はそれだけで彼の気持ちがわかった。
きっと同じ気持ちでいてくれたのだ、と。