あなたと、恋がしたい 【特別番外編】
「ん、着せてくれるんじゃないの」
「脱がせてからな」

 正面を向かされるいなや、テーブルの上に押し倒されて、ドキッとする。

「神野さ、……」
 ふるりと震えた胸をてのひらにおさめられ、キスをしながら頂を弄られる。

「ん、……んっ」

 らしくない。こんなふうに衝動的にしようとするなんて。
 唇を離されたかとおもいきや、首筋や鎖骨をたどって、今触れていた胸におりていこうとする。

「……あ、……っ」
 濡れた唇に挟まれて、やさしく舌先で焦らされ、みだらに震える頂が、照明の下で丸見えになっているのが恥ずかしい。

「……っ……だめ、らしくないよ、……」
「さっき言ったろ。目の前に死ぬほど好きな女がいるのに我慢できる方がおかしい」

 太腿をまさぐられ、下着をずるりと強引に脱がされてしまった。果歩は気づかれるのが恥ずかしくて脚を閉じたかったが、既に昂生の脚に挟まれて身動きできなかった。

 彼のしなやかな指が秘めたところを暴き、キスと愛撫で濡れた花びらをやさしく開きはじめるともう。抗うよりも受け入れたい気持ちの方に傾いてしまう。

「あ、……っ……」
 昂生だけじゃなく、果歩だって同じなのだ。
 彼に触れられたいと思っていた。

 一度じゃなくて何度も、何度も、指が這わされて、敏感な花芯を弾かれると、甘美な愉悦がたちまちてっぺんまでざわりと駆け上がった。

 久しぶりに恋人から触れられた悦びが、またたくまに果歩をのぼりつめさせようとする。

「だめ、……も、……焦らすぐらいなら、奪って……」

 果歩はやるせない愉悦に身悶えながら、昂生の首にしがみついた。
 すると、張りつめた彼自身が、濡れた秘所にあてがわれ、柔襞を押し広げるように入ってきた。

「んん、っ」
 熱くて、硬くて、大きくて、深い……。
 離れていた空白を埋めるかのように、いっぱいにするように動いて、満たしていく。

「あ、あ、っ……ん、……」
 粘膜を擦りあげながら、何度も抽挿されて、腰を打ちつけられるたび、テーブルの上で身体が揺れる。
< 9 / 14 >

この作品をシェア

pagetop