NA・NA・MI
「いらっしゃいませっ!!」
威勢の良い声を久し振りに聞き、中を見回して見ると、女客達も相変わらずブスばかりだった。
アタシは鼻で笑いながら、案内される席に行く。
「お久し振りです。どうぞ」
そう言ってアタシにお絞りを渡して来たのは、以前この店のナンバーワンホストだと言っていた、カズキだった。
「久し振りね」
アタシはカズキに軽く挨拶をすると小声で聞いた。
「今ってハヤトがナンバーワンなの?」
「そうですよ…」
「ふーん…」
アタシは又店内を見回して、ハヤトの姿を探す。