結婚記念日
えっ、それって・・・思わず顔を上げると、唇の片端を上げ、ニヤリと笑った陽平と、目が合う。
や、やられた~!!
その顔は、陽平の仕掛けたイタズラが、成功した時に見せる『どや笑い』だ。
いつかやってやろうと、狙ってたんだ。このタイミングで仕掛けてくるとは!!
ズルい、ズルい、ズルい!
何が『ズルい』のか、自分でもよくわからないけど、そんな思いが、沸き上がってくる。
オジサンの『壁ドン』に、本気でドキドキしたなんて、絶対に言わないんだから!
陽平が、腕時計をチラッと見る。
「乾杯ぐらいなら、間に合うな」
涙で濡れた私の頬を、親指でグイッと乱暴に拭くと、キッチンに向かって、歩いていく。
ワイシャツの袖を捲るその後ろ姿、今日はやけにカッコよく見えるよ。
絶対に、言わないけどね。
今日の記念日の為に、二人で選んだのは『ロゼのスパークリングワイン』
赤の渋さは、まだ早い。白ほどスッキリもしていたくない。
ほのかな甘さと、適度な刺激を・・・
あっ!でも、これだけは、聞いておかなきゃ。
「ねぇ『使えそう』て、どこで使うつもり?」
結婚記念日の甘い夜は、これから・・・かな?
END
や、やられた~!!
その顔は、陽平の仕掛けたイタズラが、成功した時に見せる『どや笑い』だ。
いつかやってやろうと、狙ってたんだ。このタイミングで仕掛けてくるとは!!
ズルい、ズルい、ズルい!
何が『ズルい』のか、自分でもよくわからないけど、そんな思いが、沸き上がってくる。
オジサンの『壁ドン』に、本気でドキドキしたなんて、絶対に言わないんだから!
陽平が、腕時計をチラッと見る。
「乾杯ぐらいなら、間に合うな」
涙で濡れた私の頬を、親指でグイッと乱暴に拭くと、キッチンに向かって、歩いていく。
ワイシャツの袖を捲るその後ろ姿、今日はやけにカッコよく見えるよ。
絶対に、言わないけどね。
今日の記念日の為に、二人で選んだのは『ロゼのスパークリングワイン』
赤の渋さは、まだ早い。白ほどスッキリもしていたくない。
ほのかな甘さと、適度な刺激を・・・
あっ!でも、これだけは、聞いておかなきゃ。
「ねぇ『使えそう』て、どこで使うつもり?」
結婚記念日の甘い夜は、これから・・・かな?
END


