Dream










正直、好きなのかはわからないけど。

桐野くんが、大事な友達だってことは、確信済みだ。



初めて出来た大事な友達を、

そう簡単に捨ててしまって良いのか?



良くない!

絶対良くない!!




桐野くんがいてくれたから。




私は舞耶・ミナ・香枝と友達になれた。

笑顔の大切さを知った。




桐野くんがいなかったら、

私は今でも、1人ぼっちだっただろう。




桐野くんがいたから、

全てが上手く回り始めたんだ。





そんな大事なトモダチを、

小さな私の寂しさだけで、

別れてしまって良いはずがない。




それに私は知りたい。



“桐野大貴”が一体、どこの何者なのか。

何故私に話しかけてくれるのか。




何故会うのが、

図書室だけなのか―――…。








< 40 / 131 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop