すずめ日記
夏。
学生には1年に1週間の休みをとる権利があったが休暇届けは出さなかった。
この年7月末に長崎は集中豪雨で、あちらこちらで大変な被害を受けた。
「長崎は凄い被害みたいやけど家には連絡しなくてええんか?」
従業員さん達から何度か尋ねられたが家に連絡をとれば愚痴ってしまいそうで、弱音を吐いてしまいそうで、とても連絡をとる気にはなれなかった。
下書き
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15/0
8月のある日、販売店で学生とのやりとりをみていた事務員が夕方の配達の後。
「祐ちゃん!ちょっと店の掃除や広告とか、一息ついたら お茶飲みにいかへん?」と声をかけてきた。
「終わったら声かけて」
黒ブチ眼鏡のとてもよく似合う30代の人だった。上はTシャツ、下はジャージ。
見るからに田舎娘、汗臭そうな格好のわたし。
かたや上はYシャツ、下はスラックスのパリッとした事務員さん。
席につくなり、「冷珈琲(レイコー)でいいやろう?」と言ってアイス珈琲を頼んでくれた。
学生には1年に1週間の休みをとる権利があったが休暇届けは出さなかった。
この年7月末に長崎は集中豪雨で、あちらこちらで大変な被害を受けた。
「長崎は凄い被害みたいやけど家には連絡しなくてええんか?」
従業員さん達から何度か尋ねられたが家に連絡をとれば愚痴ってしまいそうで、弱音を吐いてしまいそうで、とても連絡をとる気にはなれなかった。
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8月のある日、販売店で学生とのやりとりをみていた事務員が夕方の配達の後。
「祐ちゃん!ちょっと店の掃除や広告とか、一息ついたら お茶飲みにいかへん?」と声をかけてきた。
「終わったら声かけて」
黒ブチ眼鏡のとてもよく似合う30代の人だった。上はTシャツ、下はジャージ。
見るからに田舎娘、汗臭そうな格好のわたし。
かたや上はYシャツ、下はスラックスのパリッとした事務員さん。
席につくなり、「冷珈琲(レイコー)でいいやろう?」と言ってアイス珈琲を頼んでくれた。