彼と私の問題点を考える
それには私も同じ意見だった。


精々私の周りにいる高校生なんか、電車の中でばか騒ぎしてぶつかってくるような子たちばっかりだったし、彼みたいな子がいるなんて驚きだ。


ちょっとは見る目も変わってくるような気さえする。


「それより美月の友達って、もしかして私必要ないんじゃないの?」


まず始めにリビングへと通されて佐和に座るようにと促される。


キッチンへと向かった佐和の背中になげかけてソファに座ると、ケラケラと笑う佐和の声が聞こえてくる。


「ね。私も思った」


「笑いごとにしないでよね。せっかく早起きして来たのに」


「まあまあ。あ、そうだ。チーズケーキ作ったから食べてよ」


「ちょっと……まあ、貰うけど」


両手にお盆をもって現れた佐和に小さくため息をつく。

 
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