彼と私の問題点を考える
昔から自由人なくせに、料理だけは上手いから結局私は餌付けされてしまう。


目の前に置かれたチーズケーキに手を伸ばしてそれを一口食べる。


少しだけストロベリーの風味がして、悔しいけど「美味しい」と褒めてしまう。


「あ、そうだ。彼氏と別れたってことは昨日言ったんだ?」


「……会う約束してたし、調度いいかと思って」


「へー、光輝くん相当応えてたでしょ」


「そうでもなかった。特に何もなく帰っていったし」


「ふうん。それはそれは。お疲れさまでした」


「その言い方嫌なんだけど」


「ははっ、ごめん。まあ終わったことはいいや。興味ないし」


最後の一口を飲みこんでお皿をテーブルに置く。


私も料理が出来ないわけじゃないけど、佐和みたいにお菓子も作れるわけじゃない。

 
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