彼と私の問題点を考える
「私が涼香を呼んで勉強見て貰うって言ったら喜んじゃって、これで美月も安心ねって」


「それって結局佐和のためってこと…?」


「そうだよ?だからお願いって言ってるじゃん」


「どこまで自己中なの!」


「ははっ、そんなに言われると照れるなぁ」


「褒めてないし!」


結局私はそんな佐和に強く言い返せなくて、リビングを追い出されるはめになった。


そもそも友達が教えに来てくれてるのに、私なんかいらないよね?


友達同士でやった方が気も使わないし。


美月にも見捨てないでちゃんと勉強を教えてくれるような友達がいるなら、こうしてわざわざ私がこなくても―…


階段を上りきったところで美月の部屋が視界に入る。


美月は小さいころから知ってるし、申し訳程度に扉をノックして返事を聞かずにその扉を開いた。

 
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