彼と私の問題点を考える
冷静に分析したところで、今度は好青年、綾瀬くんとばっちり目が合う。


さっき家の前で会った時と印象が違うのは上着を脱いだからだと思う。


逸らすことなくジッと見つめていると、彼の顔はみるみる赤く染まって、そのまま倒れこむように美月の胸に顔をうずめた。


「おい、優斗!何すんだよ!涼ちゃんがもれなく引いてるだろっ」


「はずかしっ……こんなところ見られるなんて…っ」


「俺だって恥ずかしいっつうの!お前が本気で反撃してきたからだろ!」


「だってお前……いちいち反応が面白いんだもん」


「いいからどけよ!」


ベッドの上でごそごそと体勢を立て直す2人を黙って見つめてた。


男子高校生ってこういうノリだったな、なんて懐かしく感じていると、テーブルの前で正座をした2人が恐る恐る私を見上げていた。

 
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