彼と私の問題点を考える
「涼ちゃん、その、これは、ただじゃれてただけで…!」


「え?あぁ、大丈夫。そう見えたよ」


「そ、そっか……」


そんな2人の向かいの席に、同じく正座してテーブルに広げられた問題集に目を通した。


美月側に置かれた問題集は比較的に問題文が短い。


逆に綾瀬くんの問題集にはびっしりと問題文が詰まっていた。


綾瀬くんは上の級を受けるらしい。


「涼ちゃん、久しぶりだな」


美月の声に顔を上げると、美月はあの頃と変わらない笑顔を見せる。


昔から人懐っこい笑顔をする子だったなぁ。


「高校、私と同じところに行ってたなんて知らなかった」


「俺凄い勉強したんだ。今までにないくらいに!」


「佐和に聞いたけど、風邪はもう平気なの?」


「もう平気!ちょー元気!」

 
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