彼と私の問題点を考える
南先輩の急な誘いにも人数はそこそこ集まる。


お昼に電話を入れた時にはすでに10人になっていて、南先輩の人脈には毎回感心する。


いつもいきなり飲み会になることの方が多いけど、それは人が集まるからで、集まらない日は南先輩と数人で行くこともある。


飲み会になった日はなるべく幹事的なことをしようとお店を予約したり、お店では注文を取る手伝いをしたりしている。


だからなにかとその日は仕事が終わった後もバタバタしていて、携帯のチェックを全然できていなかった。


「桐崎主任、次何か飲まれますか?」


「じゃあレモンサワー頼む」


「はい」


隣の南先輩のいるテーブルはすっかり出来上がっていて、運良く桐崎主任の隣をゲットできた私は落ち着いてお酒が飲めていた。


「南先輩たち、次何飲みますか?」


「涼香ぁ、私生でお願い」


職場を出ると南先輩は私を下の名前で呼ぶ。


それが可愛がってくれてるってことだから私的にはすごく嬉しいんだけど、


「広瀬も大変だよな。南の後輩なんてよくやってられるよ」


「本当に。うちの部署は結構人間関係でも人が辞めてるから南も嬉しいんだろうな」


桐崎主任や他部署の人からするとそう見えているらしく、よく労われる。


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