トライアングル a white time
歌なんて歌いながら、イイ女目指し実践している一直線歩きで前進し、少し先の角を曲がった時。



げっ……。



軽快だった足取りに急ブレーキをかけた様に足止まる。



「ヤジマ、コジマ……」



そこに居たのは。


最も会いたくない性悪コンビ。


矢島武司(ヤジマタケシ)に児島謙二(コジマケンジ)


……いや。


児島武司に矢島謙二?


ヤジマタケ……コジ……?


どっちだっけ。


眉間に皺を寄せブツブツと呟く私に気づいた二人。


ヤジコジは、意外にも「よぉ」と声なんか掛けてきちゃったよぉ~。どうする私、どうしよう。



接近する危険物に身体が素直に反応する。



「聖(ヒジリ)じゃん。元気か~。 何してんだよ?」







考えてんだよっ、危険物処理法!


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