鰯雲
電話
元旦の0時0分
繋がらなくて当たり前の電話
つながるなんて奇跡
3年もずっと
当たり前のように思っていた
「また、元旦の0時きっかりに電話で話そうね」
そんな約束ごとを
当たり前のように信じていた
初めて
つながらなかった電話
2人の距離
ただメールだけ
ただ年に1度の電話だけ
薄いつながり
丘を巻く坂道
2人眺めた夜景の美しさ
夢、幻だったのかもしれない
孤独の隙間に
入り込んだ幻
鰯雲の空を見上げた日から
夢を見ているのかもしれない
規則正しく
並ぶメールの文字と間隔
味気なく短いメール
時が経てば
あとかたなく消えていく
鰯雲に似ている
ふと、思った
雪混じりの雨の道
歩きながら
応答のない電話
握りしめた
繋がらなくて当たり前の電話
つながるなんて奇跡
3年もずっと
当たり前のように思っていた
「また、元旦の0時きっかりに電話で話そうね」
そんな約束ごとを
当たり前のように信じていた
初めて
つながらなかった電話
2人の距離
ただメールだけ
ただ年に1度の電話だけ
薄いつながり
丘を巻く坂道
2人眺めた夜景の美しさ
夢、幻だったのかもしれない
孤独の隙間に
入り込んだ幻
鰯雲の空を見上げた日から
夢を見ているのかもしれない
規則正しく
並ぶメールの文字と間隔
味気なく短いメール
時が経てば
あとかたなく消えていく
鰯雲に似ている
ふと、思った
雪混じりの雨の道
歩きながら
応答のない電話
握りしめた
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雨シリーズ8弾
【「金木犀の奏鳴曲(ソナタ)」】
「雨に似ている」
→「金木犀のアリア」
→「風は囁くー君と輝きたいから」
→「金木犀のエチュード」
→「風の詩ー君に届け」
→「ROSE ウィーン×横浜」
→「LIBERTEーー君に」
→「庭の千草」狂詩曲(ラプソディー)】
に続く
✴✴ーー【雨に似ている】シリーズ続編ーー✴✴
★本作は、単独でも楽しんでいただけます
【「金木犀の奏鳴曲(ソナタ)」】
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「雨に似ている」→「金木犀のアリア」
→「風は囁くー君と輝きたいから」
→「金木犀のエチュード」
→「風の詩ー君に届け」
→「ROSE ウィーン×横浜」
に続く
✴✴ーー【雨に似ている】シリーズ続編ーー✴✴
ウィーン×横浜
詩月が留学して早1年半弱。
郁子は腱鞘炎を患っていた。
加えて、
目指していたコンクールは
新型ウィルス拡大により
開催1ヶ月前にして突然の延期。
「追いかけてこい」
詩月は自分自身が
郁子に言った言葉の重みを噛みしめていた。
✴✴✴順番に読まなくても、
どのタイトル編から読んでいただいても
内容はわかるようにしています
今シリーズは
高校2年生だった詩月も
大学生になり、
ウィーン留学して1年半
という設定から、話が始まります。
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雨シリーズ7弾
【「庭の千草」狂詩曲(ラプソディー)】
「雨に似ている」→「金木犀のアリア」
→「風は囁くー君と輝きたいから」
→「金木犀のエチュード」
→「風の詩ー君に届け」
→「ROSE ウィーン×横浜」
→「LIBERTEーー君に」
に続く
✴✴ーー【雨に似ている】シリーズ続編ーー✴✴
★本作は、単独でも楽しんでいただけます
「LIBERTE ーー君に」の約半年後(留学から約2年)の5月末頃
エリザベート王立国際コンクール、
ピアノ部門ファイナル演奏後から
始まります
詩月も20歳です
衝撃的な事実からの……始まりです
【「庭の千草」狂詩曲(ラプソディー)】
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