私が恋した最強ヤンキー様



「あー、意外に面白かったね。あの映画」


原谷先輩は満足そうにそう言った。


「面白かったですね!!」


本当は緊張しすぎて内容断片的にしか覚えてないんだけどね‥‥。



映画館を出たあとゲームセンターに行ったり、カフェに行ったり、楽しい時間はあっという間に過ぎていった。




「今日は楽しかった。ありがとね。」



「私も楽しかったです!
いろいろありがとうございました」



あの原谷先輩と2人きりで遊べる日がくるとは思ってもいなかった。



「俺、送ってくよ⁇
家どの辺⁇」




先輩は本当に優しいなぁ‥‥。



でも、原谷先輩を家には近づけさせたくない。


だって、もしお兄ちゃんと遭遇なんてことになってしまったらお兄ちゃんに質問責めにあうに違いない。


しかも原谷先輩とお兄ちゃんは正反対だし‥‥。


「あ、大丈夫ですよ。
駅から割と近いし!」



気持ちだけありがたーーくもらっときます。




「本当に⁇大丈夫⁇」


「はいっ、ありがとうございます!
じゃあ、また明日学校で。」


「うん。また遊ぼうね」



原谷先輩はニコッと微笑みながらそう言った。



また‥‥⁈
またがあるなんて嬉しいっ



なーんて幸せに浸りながら先輩とお別れをして自分の家に向かって歩き始める。



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