【番外編:完結】*花は彼に恋をする*〜その後の2人の夏の愛恋〜
昨年の今頃
私は今こうして彼と一緒にこの場所で
こんな綺麗な花火を見る事なんて
想像していなかった。
ましてや、結婚するなんて…。
婚約を無事に済ませたのに
今も夢を見ているみたいで
夢に包まれているみたいで
不思議な気持ちになる。
会社の皆も知れ渡ってしまって
彩羽、羽奈、三橋、赤羽みたいに
心から祝福してくれる人と
口には出さないけど
そうじゃない人だっている。
私だって、いつか彼の気持ちが
冷めてしまうじゃないかと
怖くなる時だってある。
でも、朝目覚めた時
左手薬指にはめられた指輪を見た時
彼のマンションに泊まりに行った日や
彼が泊まりに来てくれた日の夜に
ベッドで彼に抱かれて
『愛してる』と囁かれて
彼の愛を体の隅々まで感じた時
その翌朝に隣で彼が
私を抱き締めながら眠る姿を見た時
夢じゃないとホッとしている私がいた。