【番外編:完結】*花は彼に恋をする*〜その後の2人の夏の愛恋〜

***

無言のまま彼に引っ張られるように

ガーデンから抜け出した私達は

エレベーターに乗って

彼が予約してくれた客室へと向かった。


……ガチャガチャ。

持っていたルームキーで

彼はドアを開けると

急いで私を押し込むようにして

中に入れてドアを閉めた。


自動的にほのかなオレンジ色の電気が

室内についた途端

「……あっ、んんっ!!」

抱き締められながら

体を壁に押し付けられた私は

さっきよりもさらに

熱いキスを彼から与えられた。


「……んっ。」

彼が飲んだアルコールの微かな苦味が

舌を通して伝わると

何だか体が熱く火照りだし

飲んでいないのに

何だか酔ってしまいそうな気分になる。


逞しい筋肉質の腕に強く抱き締められて

角度を変えながら

グイグイと唇を押し付けられた私は

足元から崩れてしまわないように

彼の背中にギュッと両腕を回した。






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