☆Friend&ship☆ -序章-
「まずはこの船内の空間について詳細を伝えた方がいいだろう。

まず、動植物生存環境自動制御魔法だが、これは比較的簡単だ。
用は全ての生き物に対しここは快適。恒星直下に生きる生物はあまり保証はしたくはないが」

「空間拡大魔法は?」

「そのままの意味だ。空間を拡大する」

イーリスに合わせ少しゆっくり目に歩いているタナトス。

長い足をかなりもて余しているらしく、歩きにくそうだ。

「ほら、ここが魔法陣が敷いてある場所だ。様々あるがすべて違うからな。気を付けろ」

不思議な場所だった。

ガラスの筒は、人一人入れる位の大きさでこれまたガラスの扉が付いている。

そして底面にはじわじわと色を変えながら回り光る円。

パラパラと訳のわからない文字(記号?)がその空間に浮いていた。

「なぁに?これ…」

「…どこにでもいる姿を見せない生き物だ。
ここは魔力の密度が高いからな。自然と集まってくる。
定義することは出来ないが空間に依存する“生物”だと考えられてはいるな。
集まることで見えるようになるようだ」

「カワイイ///」

逃げる光と戯れるイーリスを冷たい瞳で見つめるタナトス。

心なしか彼の回りには多く集まってきている。

「いくぞ。まずは医務室だ」

ぐいとイーリスの手首を掴みタナトスはガラスの筒(多分魔法陣の)中へとイーリスもろとも飛び込んだ。

< 58 / 160 >

この作品をシェア

pagetop