☆Friend&ship☆ -序章-
「ちょっ…」

イーリスは心の準備をする暇も与えられなかったことに少し不満を抱いた。

「ここが医務室だ」

「心の準備って言うものがあるでしょ、もう」

「遊んでただろ」

「そりゃそうだけど…」

「つべこべ言わずに見学でもしてこい」

「はぁい」

医務室はごく普通の作り。

でも白ではなく温かな木が中心に作られていた。

当たり前だがベッドはふわふわで心地よく、寝そべるとラベンダーの香りが鼻をくすぐった。

「怪我したり病気になったら寝られるぞ」

はしゃぐイーリスに冷たい言葉をタナトスは浴びせた。

「いいかおり…!」

「だろうな。戻るぞ」

有無を言わさずさっさと魔法陣の中へ行ってしまったタナトス。

それを追いかけイーリスは少し疑問を抱きながらも枕を抱き締めて魔法陣に飛び込んだ。

___入ってきたときって、どこから出てきたの?

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