☆Friend&ship☆ -序章-
「あの…副船長?」
「…何ですか?」
「どこいくんです?」
「…情報屋」
「「そうですか」」
もう何もかも受け入れることにした二人はとりあえずうなずいた。
「…ここです」
雰囲気的には一風変わったバー。
しかし中には、大量の紙、紙、紙。
そしてPC、PC、PC。←
あんぐりと顎を外しそうな勢いで口を開いた二人はそのまま時が止まった。
「「何かごめんなさい。」」
「…297」
「「ガン無視ですか副船長。」」
ケトライ達は綺麗にツッコミを入れた。
「…お前はっ…まさかヴァン…?」
「…297…!」
「…ヴァン、裏の世界から消えたときいたときにゃ俺は…」
「2・9・7。」
「わかったよ。」
だんだんキレぎみになってきたタナトスに店主と見られる男が折れた。
「…」
「…」
「…」
「…」
「…」
何やら言葉を交わし、タナトスは店を出る。
「後はまっすぐスノーパークにいきましょうか」
「はい…」
「何か…凄かった…」
「精神的に疲れたよな。」
「ああ」
二人は揃ってため息をつく。