☆Friend&ship☆ -序章-
「…これって…何?」
「副船長の財政力って…」
「わかんねえ…本当に…」
ゼウス達が上の階で色々(←!?)やっていた頃、ケアノス達各隊長は割り当てられた部屋を見て愕然としていた。
シャワー、バスルーム完備。
絹のシーツがしかれたベッドは天涯つきで。
そして何より…
「何故に酒?」←←
まさか全く同じことを自分以外の五人が思っているとは露知らず。
ケアノスははぁ、とため息をついて頑張って現実を受け入れた。←
「副船長…あなた、何者なんですか?」
ハドュスは解けることのないであろう謎に顔をしかめた。
「副船長って、お金持ち///」
人知れず顔を赤らめるヒアースは既にほろ酔い状態だった。
「…大丈夫なんですか…?」
アデスはなるべく部屋を汚すまいと慎重にベッドに腰かけた。
「イーヤッホウ!!↑↑」
テンションMAXのスティラは早速置いてあったウィスキーボトルを引きずり出した。
「…何これ、嫌味?」
六人の中で唯一十代のぺトライ。
ラム酒だと思ったボトルの中身はサクランボジュースだったのでした。