☆Friend&ship☆ -序章-
ところ変わってここはゼウスたちの部屋のなか。
「夕飯は?」
「…7:30からです。バーは一日中開けさせてます」
「金、大丈夫なの?"ホセ"」
「…よゆうですよ…貴女のためなら…自己破産くらいします」
「自己破産に留まれば良いけどさ。お前の場合体売りそう」
「……………そんなこ「なんだその間」
ゆったりとソファに身を沈めたゼウスに柔らかく腰を折ったタナトス。
そのまま膝を折ってゼウスの靴に口付けしようとするタナトス。
…を避けて立ち上がったゼウスはそのままタナトスを後ろから抱き締めた。
「お前のこと、奴隷だなんて思わない」
「そう」
「相変わらずの無愛想(笑)」
微笑んだゼウスとは対称的に冷たく虚ろな目をしたタナトスは腕の中から抜け出す。
「…この部屋には誰も来ない。だから…変質魔法、解けよ。」
「…俺はこっちの方が好きなんだよ」
「俺はあっちの方が好きだ」
「本当に?」
「ああ」
「…魔法、解除……」
それを見届けるとタナトスは"笑った"。
「ほら、こっちの方が…綺麗だろ?」
「…っ////」
誘うような妖艶な笑み。
一瞬でゼウスの頬は朱に染まった。
「…可愛い」
「ちょっ…止め/////」
そっと近づいて来るタナトスに慌ててあとずさったゼウス。
そんなゼウスに相変わらず艶やかな微笑みを浮かべてジワジワと恐怖を誘うように迫るタナトス。
「何で逃げる…?」
「何となく…!」
「…面白いな、お前」
ゼウスの頬からは血の気が引いていく。
___ああ、触れてはいけないスイッチを押した気がする(泣)
「(完全にドSモードだよう…)」
「面白いやつめ…」
タナトスはまた、悪戯に妖艶な笑みを浮かべた。