重い想われ 降り振られ
キスをしながら真理子のバスローブの紐が解かれ、肌が露わになる。

切なくて、苦しくて苦しくて・・・

真理子の頬に、涙が自然と零れた。

熱い橘の肌が触れるのを、真理子は感じていた。

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何も考えられず、どれだけの時間がたったのだろうか?

気が付くと、橘の腕の中で目が覚めた。

真理子の肌と橘の肌が触れあい、橘の寝息が耳元でしている。

自分の置かれている状況を、改めて認識して真理子は顔が赤くなる。

恥かしさと後悔の嵐に、心がちくりと痛んだ。

『どうして、こんな事・・・。』

固く閉ざしていた心など気にもせず、強引に無理やり侵入してきて
荒らしていった橘が憎いと真理子は思った。

なのにこんなにも心が苦しいのはなぜなんだろうと・・・。

切ないのはなぜなんだろうと、真理子は戸惑った。

橘の腕から逃れ、バスローブに身を包むと橘が目を覚ました。
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