重い想われ 降り振られ
自分の部屋に帰ってきた真理子は、残りの一日を部屋の片づけで終えた。

心が重い月曜日。

あまり考え込まないよう、いつも通りに出社し、仕事に励んだ。

先週末に無理して仕事を片づけておいたおかげで、今日は仕事量も少なく
ゆったりとしている。

だが真理子の本音としては、少し忙しいほうがよかった。

橘との事を思い出したくなかったからだ。

少しぼーっとする頭を、仕事をする事で紛らわせたかったのだ。

「あれ?真理ちゃん、ちょっと顔が赤くない?」

様子のおかしい真理子に気が付き、菜奈が声をかけてくる。

「え?そうかな・・・。」

橘の事が脳裏を過ぎったせいで、顔に出てしまったのかと必死にごまかす。

「ちょっと、コピー行ってくるね。」

真理子は菜奈から逃げ出すために、デスクを離れた。

コピー室で書類を機械にセットし、印刷を始める。

そこにちょうど小林が通りかかった。
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