今宵、月下の夜に
だけどそのどれにも彼女は当てはまらなかった。

この時から杏那は私にとって、唯一信じられる大人になった。


「え?たきざわ?」


「そう。滝沢杏那が私の名前。まぁ滝沢てのは表での私の名前みたいなもんだから」

自分が会社を立ち上げる際必要だったとか。

杏那はインテリアショップのオーナーで表で仕事をするための肩書きらしかった。


だから下の名前で呼んでほしいと言われた。
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