kiss of lilyー先生との甘い関係ー
「そういえば、さっき入り口で何が『良かった』んだ?」
「あ、聞えてた? それが見つかって良かったなと思って。ここ場所がわかりにくくて、この間なんか素通て原宿駅まで着いちゃったの」
今日と同じ道から入ったのに。
「ほぉ」
「あれじゃない〜あるって信じるピュアな心の持ち主だけが見つけられるとか!はい、どーぞ♡」
まきちゃんって考えることがわたしよりよっぽど女の子らしいわよね。素通りしちゃったのは、ただぼーと歩いてたからなんだけど。
前に置いてもらったコーヒーを飲んだ。
「これは美味しい…こういうのを飲んでいたら、きみの舌が肥えるはずだな」
「あら、二枚目なのにちゃんとお世辞が言えるのね」
まきちゃんが目をキラキラさせながら先生を見ている。でも当の水樹先生はむしろ希少価値の高いブルーマウンテンに熱を上げているみたいだ。
わたしがふたりの対比が面白くてを見ていたんだけど、まきちゃんは心配しているからだと勘違いしたらしく、”だいじょうぶ。美男子は大好きだけど、わたしのタイプは小さなマッチョ系だから”とわたしに囁いた。
まきちゃんはあかりとの趣味が合いそうね。
「あ、聞えてた? それが見つかって良かったなと思って。ここ場所がわかりにくくて、この間なんか素通て原宿駅まで着いちゃったの」
今日と同じ道から入ったのに。
「ほぉ」
「あれじゃない〜あるって信じるピュアな心の持ち主だけが見つけられるとか!はい、どーぞ♡」
まきちゃんって考えることがわたしよりよっぽど女の子らしいわよね。素通りしちゃったのは、ただぼーと歩いてたからなんだけど。
前に置いてもらったコーヒーを飲んだ。
「これは美味しい…こういうのを飲んでいたら、きみの舌が肥えるはずだな」
「あら、二枚目なのにちゃんとお世辞が言えるのね」
まきちゃんが目をキラキラさせながら先生を見ている。でも当の水樹先生はむしろ希少価値の高いブルーマウンテンに熱を上げているみたいだ。
わたしがふたりの対比が面白くてを見ていたんだけど、まきちゃんは心配しているからだと勘違いしたらしく、”だいじょうぶ。美男子は大好きだけど、わたしのタイプは小さなマッチョ系だから”とわたしに囁いた。
まきちゃんはあかりとの趣味が合いそうね。