悲劇の姫〜海賊になった少女〜


「嘘でしょ!?」


「どうした!コーデリア!」


私の声に驚いたルイがドアを勢い良くあけた


「酷い…」


「どうしたんだ!」


「この、部分読んで…」


私は本を差し出した


「キャサリン姫は王子様を庇いました…?」


「そこじゃないわ!その次……」


「姫の身体には無数の矢が刺さっていました。
そして、姫は最後の力を振り絞り
『永遠の愛をここに…』
そう言って自分の首飾りを彼の首にかけました。
長いな。これがどうしたんだ?」


「結ばれなかったのよ。王子様とお姫様は…」

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