悲劇の姫〜海賊になった少女〜

「船長、ワイアットだ。」

船長室のドアをノックした。


「入れ」


すぐにドアの向こうから、低い声が聞こえ
サッとなかにはいった。


「……お前がワイアットか。」


「ああ。」


「下っ端の言ってたとおり、女みたいだな」


「…っ、よく言われるよ」


「お前は、闘えるか?」

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