悲劇の姫〜海賊になった少女〜

「どうした?」


「いや、別に…」


シュガーが、私のおでこに自分のおでこをあてて、


「熱はないみたいだな!」


笑いながらそういった。


「……う…うん」


「なあ、ワイアット…
俺ずっと思ってたんだけどさ、お前、何か隠してねえか?」


女だということを言ってしまいたくなった

シュガーなら、大丈夫だってそう思った

だけど………
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