悲劇の姫〜海賊になった少女〜
自然と目が覚め、ベッドの上で体を伸ばす


「起きろ…って、起きてたのか」


「また勝手に入ってきたのね」


「お前そういえば、女だったな」


ルイの何気ないその一言に、胸がズキズキする


「…ご飯できた」


扉から顔だけをのぞかせるガイアの目はキラキラしていて


「料理成功したの?」


そうきくと、首を縦に振って


「…きっと、美味しい」


ガイアはいった。

最近、料理にはまったみたい…
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