ぎゅっと抱きしめて~会議室から始まる恋~
 


私一人に在庫チェックをやらせるのを、

やっぱり可哀相だと思った三国主任。



庶務課のお局様の目を盗んで、

遅れて手伝いに来たそうだ。



そしてドアを開けようとした時に、中から「助けて!」という叫び声を聞いた。



私のピンチを予想してドアを開けた三国主任は、

驚くべき状況を目の当たりにする。



そこには、男性の頭を無理やり押さえつけて、

土下座を強要している私の姿が……。



しかも振り向いた私の表情は嬉々としていて、

恐怖を感じたらしい。



思わず逃げ出した三国主任は、

ドアを閉めてから久遠さんにスマホで連絡。



『大変だ!

田丸さんが……女王様化している!

備品保管庫でSMプレイ中なんだよ!

大至急、彼女を止めにきてくれ!』




そんなおかしなHelpコールで呼び出され、

久遠さんは5階の研究開発部から、地下まで飛んできたというわけだった。



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