ぎゅっと抱きしめて~会議室から始まる恋~
そんな彼をリスペクトしている山田太郎に、
目を覚ませ!と言ってあげたかった。
それと同時に、うちの会社の営業部は大丈夫なの?
と心配にもなる。
営業部と言えば、堂浦さん。
女の子大好きなチャラ男に、
ただの飲んだくれのオヤジ。
そしてこの、山田太郎。
営業部は一度解体した方がいいと、真面目に思っていた。
堂浦さんのチャラ男スマイルを思い出していると、
ガチャリとドアが開いた。
口に出してはいないけど、噂をすれば何とやら……
堂浦さんのご登場だ。
「はいは〜い、何か面白そうなことになってるね。
俺ッチも混〜ぜて!」
三国主任から大まかな説明を聞いて、堂浦さんは楽しそうに笑った。
「夏美ちゃんの女王様、俺ッチも見たかったな〜。
もう一回やって?」
「やりません!
そもそも、そんな真似していませんから!」
「そうなの〜?
うーん、確かに夏美ちゃんは、
SよりMって感じかなぁ?
属性見極めてあげるから、今度試しに縛らせて?」