ぎゅっと抱きしめて~会議室から始まる恋~
誰もが理解できない中で、堂浦さんは自信たっぷりにこう言った。
「夏美ちゃんは100%信じていい!
その理由を、今から形にして見せてあげるよ!」
ニヒヒと笑った堂浦さんは、
いきなり私を正面から抱きしめた。
当然私は驚く。
驚いてから反射的に、香水の匂いのする胸元を、両手で押して拒絶した。
そんなに強い力で抱きしめられてはいなかったので、
堂浦さんの腕はすぐに外れて、
私は自力で脱出した。
「何するんですかっ!
セクハラばっかりで、今度こそ訴えますよ!」
身構えながら叫ぶ私に、
堂浦さんはハンズアップで、これ以上何もしないと表した。
「まぁまぁ、これはさっき言ったことの前フリみたいな物だから、
怒んないで、ね?
そして〜 ここからが本題で〜す!」