ぎゅっと抱きしめて~会議室から始まる恋~
商品化と賞金を勝ち取り上機嫌の堂浦さんが、
得意げに喋っていた。
「俺ッチの言った通りだろ?
作戦が見事にハマったって感じ?
女のことなら、任せといて〜!」
その話の内容に、どこかで女子社員を口説いてきたのだろうか?
そう思っていた。
それとも、合コンの約束でも取り付けてきたのか?
いつも通りで、どうしようもない人だと思い聞いていたが、
話の雲行きが徐々に怪しくなってくる。
今度は三国主任の声がした。
「そうだね。堂浦の言った通りになったよね。
正直、田丸さんが誰かに喋ってしまっても仕方ないと諦めていたよ。
女性は口が軽いからね。
田丸さんから情報が漏れずに済んだのは、堂浦のお陰。
作戦勝ちってところかな?」
「だよね〜。俺ッチの作戦勝ち!
夏美ちゃんくらいの女の子なら、
ちょろいちょろい!」