ぎゅっと抱きしめて~会議室から始まる恋~
モゴモゴとくぐもった声しか出せなくなった。
暴れようとしても、体の上は大の男に乗られ、四肢は拘束されたまま。
どうすることも出来なかった。
この先どうなるのかは、想像にたやすい。
嫌な予感に恐怖する体。
その体に冷たい視線が流され、判決が下された。
「言うこと聞けるようになるまで、徹底的に犯してやる……。
裸の静止画で効かないなら、動画はどうだ?
犯されているところをライブで世界に発信する。
女としてのあんたの人生、終わるぞ?」
彼は右手でスマホを構え、左手でズボンのベルトを外し始めた。
「ん゙ーん゙ー」と唸りながら、体を捩ろうとしても無理だった。
少しの抵抗も出来ないことが悔しくて、目から涙が溢れた。
24まで守り通した処女を、まさかこんな男に奪われるなんて……。
それならポリシーに反してでも、久遠さんに抱いて欲しいとお願いするべきだった。
実際にそんな言葉を口にできるかどうかは別としてだが……。
とにかく、頑なに守り続けてきたポリシーを、恨む気持ちが芽生えたのは事実だった。
結婚してくれなくてもいい。
大好きな人に初めてを貰って欲しかったと、激しく後悔した。