君から好きを引き出す方法
熱で熱い唇が私の唇を優しく啄んでいくのに、抵抗もせずに身をまかしてしまった。
嫌いなのに・・・・・。
初めて涙を流さないキスは気がついたら煙草の味がしない、甘いだけのキス。
だからなのか、
私が受け入れてその唇の感触を確かめる様に啄ばみ返したのは。
玄の腕が優しく私の身体を抱きしめると自然と私の手も静かに玄の背中にまわった。
だけどすぐに離してキスしていた顔を背ける。
私・・・・・何してるの?
「・・・美咲?」
「・・・・・嫌いだって、・・・言ったでしょ・・・」
なんて説得力のない【嫌い】なんだろう。
それを分かっているから玄もニヤリと嫌味な笑いを私に返す。
本当に嫌味な男・・・。
「どいてよ・・・」
「それが本心なら」
「私はいつだって本気だ・・・・もん・・・」
だけどそれが嘘だ。と指摘するように玄の手が再び服の上から私の胸に触れて私の反応を確認してくる。
「やっぱ・・・いい弾力・・・」
「ちょっ・・・、最低!!変態!!」
「男ですから。それに・・・気持ち良かっただろ?」
「っ・・・・ない。全っ然・・・不快感だけよあんなの・・・」
「嘘つき・・・。本気の嫌なら、・・・・あんなに感じたりしねぇよ、美咲」
「・・・っ・・・、最低・・・・、早くどいてよ!」
どうやら調子を取り戻しつつある玄の身体を押しやると、以外とあっさり私を解放した。
予想外の反応に驚きつつ、ここにいたら危険だと今すぐ帰ろうと乱れた衣服や髪を簡単に直すと扉に向かって歩きだす。
だけど敵はどうも一枚上手で、
「美咲~、腹減った」
帰ろうとする私の背中に向かってまるで阻止するかの様に投げかけられた言葉に睨み返すと。