君の世界
シートベルトに締め付けられて一瞬 呼吸が止まる。
「う゛ゲホゲホ…」
咳込む僕を見ないで座った目付きで一点を見る真中
「あいつか?幸雄とかいう子供と寝たのか?友達ゴッコの延長が気持ちよかったのか?」
明らかに真中の様子がいつもと違う。
「幸雄は関係ない。他に好きな人が出来た…だからあんたとは」
「ふざけるな!」
真中の怒鳴り声と共にシートベルトをしたまま僕の体はドアに投げつけられた。
ガツッ
シートベルトが首に食い込み、ガラスで頭を打ち付ける。
目の前が暗くなり口の中には鉄錆び臭い味が広がる。
「う゛ぅ゛~カハッ…」
「俺が今までどれだけの事をしてやったと思っている?お前に選ぶ権利なんかないんだよ。」
真中の手が僕の首にかかる。
殺されるか…
仕方ないかな…
そう思うと笑みが漏れる。
「何がおかしい?お前は黙って俺に抱かれて哭いてればいいんだ。」
首から手をはなし車を走らす。