full of love~わが君の声、君の影~

「じゃあ・・今日のお礼はホントにライブのチケットでいいんですね?」
「いいに決まって・・あ!ごめんずうずうしかった?迷惑?」
「違う!違う!来てくれるのはすっげー嬉しい。だけどもっと欲しいものないの?」
「欲しいもの?」
「うん、今日子さんの1番欲しいものって何?」
「私がいちばん欲しいもの・・?」
考え込む彼女。

ピンポーン
ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン

「うわっまずいっこのピンポンのラリーは親だっカギ持ってるから勝手に入ってくるっ」
「ええー!じゃ、帰るねっ」
「あああなんかスミマセン」
「ううん全然」
くそーいい所だったのにっ

彼女があわてて上着を着ながら玄関へ向かう。
「じゃあお大事にね」
「今日子さん」
「ん?」
「あの・・また電話してもいいですか?」

見間違いじゃない。
彼女の顔が一瞬で明るくなった。

「もちろん」

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