人魚姫の真実
「はいっ!?」

拓馬さんの言葉に、飲んでいたジュースを零しそうになった。

慌てて口を拭く。

「ちょっ・・拓馬さん!!」

「だってそうだろ?可愛いじゃん♪」

可愛いって・・・

もしみんなが私の学校での格好を知ったら幻滅するだろう。

だって、今とは真逆だから。

「そーだなぁ・・・タイプかも」

ポツリと彼が言った。

私がタイプ?

んなわけ・・と思ったけど、今はこの格好。

学校の私じゃない。

「姫ちゃん可愛いもんねぇ~」

佐藤先輩が頭を触る。

「ちょっと佐藤さん!!」

「ごめん、ごめん」

笑って謝る佐藤先輩。

「でも姫さんは可愛いですよ」
< 28 / 36 >

この作品をシェア

pagetop